愛子の恩師 城南高校女子バレー部 「故中野公彦先生を偲びます。」
       (バンビで育った子供達の活躍を綴っておきます。)

   平成12年 2月
  中野公彦先生を偲んで 「  今、為 さ ざ れ ば  」 記念誌発刊に向けて
 残寒の候、貴殿におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
日頃は城南高校女子バレーボール部に対しまして、ご支援ご協力を賜り暑くお礼申し上げます。
さて、皆様もすでにご承知のように、昨年の12月17日に中野公彦先生がご逝去されました。
あまりにも急なできごとに、深い悲しみとただただ茫然とする日々を皆様も送られたのではないかと拝察いたします。
中野先生は長年、バレーと勉強の両立を常にこころざし、チャレンジ精神とガッツで多くの生徒を送り出されました。
その指導は徹底したものがあり、責任感や忍耐力・思いやりや協力することの大切さ、人としての生き方、あり方等数々の宝物を残してくださいました。
中野先生は他界されましたが、このような多くの教えや魂は今後も生き続けるものと確信しております。
つきましては、中野先生に対して哀悼の意を表し、多大な数々の業績を讃え、その業績を偲んで中野先生の足跡を記念誌として発刊したいと思います。
何卒この趣旨に皆様方ののご賛同並びにご協力をよろしくお願い申し上げます。
なお、今後、下記のような手順で発刊に向けての準備を進めてまいりたいと思います。
公私とも大変お忙しい中とは存じますが、中野公彦先生への思い等についての原稿の執筆についてよろしくお願いいたします。・・・城南高校女子バレーボール部 後援会会長 可原 文昭

   平成 8年 3月21日
   全国選抜高校大会 女子、接戦制し初勝利 アベック出場の城南
 バレーボールの全国高校選抜優勝大会第二日は二十一日、東京・国立代々木競技場で男女1回戦の残り各9試合と2回戦各4試合を行った。
県勢は城南男女がこの日の1回戦に登場。
初出場の女子は増穂商(山梨)を2−1のフルセットで破り、選抜初勝利を挙げた。
二十二日の2回戦で佐賀北(佐賀)と対戦する。

「女子]1回戦 城南(徳島)2(15−9 14−16 15−9)1増穂商(山梨)
城南・松田絵梨子主将 (初出場でうれしい1勝)
「サーブで相手を崩す自分らの勝ちパターンに持ち込めたのが勝因。第3セットは先行されたが、追いついてからはいけると思った。2回戦も持ち味の粘り強いバレーをしたい」

   城南、ベスト16進出 佐賀北にストレート勝ち
第三日は男女2回戦の残り各12試合を行い、本県の女子・城南は佐賀北(佐賀)にストレート勝ちし、ベスト16に名乗り出た。

[女子]2回戦 城南(徳島)2(15−8 15−10)0佐賀北(佐賀)

   次は「胸を借りる」
O・・・本県代表の女子・城南が、初出場とは思えぬ伸び伸びしたプレーでベスト16入りを果たした。
「初戦同様、サーブがよかった」(松田主将)の言葉通り、持ち味を生かした攻撃がさえ、佐賀北(佐賀)にストレート勝ち。
3回戦の熊本信愛女(熊本)戦に向け、好調の吉川、田中両エースが「思い切って打っていく」と言えば、松田主将も「胸を借りるつもり。明日もバレーを楽しみたい」と、笑顔の中に闘志がいっぱい。

   城南8強進出ならず
第四日は男女3回戦各8試合を行い、ベスト8が出そろった。
本県の女子・城南は熊本信愛女(熊本)にストレートで敗れ、八強進出はならなかった。

[女子]3回戦 熊本信愛女(熊本)2(15−4 15−6)0城南(徳島)

   平成 8年 1月28日
   第27回全国高校選抜優勝大会
 城南が全国大会出場 高校バレー県予選
 第二十七回全国高校バレー選抜優勝大会県予選最終日は二十八日、城南高校体育館で男女の決勝までを行い、城南が初めて男女とも優勝を飾り、全国大会(3月20−26日・東京代々木体育館)の出場権を獲得した。
決勝は男女とも城南ー徳島商の対決。
男子は第1セット中盤から粘りを発揮した城南が2−0のストレートで徳島商を下し、三年ぶり二度目の優勝。
女子も城南が堅実なバレーで、ミスの目立った徳島商を突き放し、初の栄冠に輝いた。

[女子」準決勝 城南2(15−2 15−11)0辻 徳島商2(15−8 15−12)0富岡東 3位決定戦 富岡東2−0辻
決勝 城南2(15−3 14−16 15−6)1徳島商

[評]粘り強いレシーブからラリーの応酬となった熱戦は、要所で手堅くポイントを取った城南に軍配が上がった。立ち上がり城南は吉川、田中にボールを集め5−1とリード。その後も丹羽のブロック、好レシーブでボールを」つないで徳島商の焦りを誘い、15−3で第1セットを取った。大2セットはマッチポイントを取りながらも相手ブロックに阻まれて落としてしまったが、第3セットは松田、田中のアタック、丹羽のブロック、サーブポイント、吉川の連続スパイクでリードを広げ、最後は田中がサービスエースを決めた。徳島商もレシーブで粘り、森脇の速攻、野本、新田のオープン攻撃で第2セットに意地を見せたが、力及ばなかった。

  正月返上の成果
○・・・初優勝を決めた城南女子。
試合終了後、冷静さを装っていたが、応援席から祝福の校歌を聞いた後には歓喜の涙があふれ出た。
選手一人ひとりと握手を交わした中野監督は「気力が少しだけ上回っていた結果。正月返上で取り組んだ成果が出せてよかった」と笑顔。


城南が全国大会出場(嬉しい初出場) 第27回全国春の高校バレー城南高校出場記念壮行会平成8年3月9日


   平成 7年11月26日
   徳島県高校新人大会 優勝
 7年度県高校バレーボール大会最終日は26日、城南高体育館で男女上位各4校による決勝リーグを行い、男女とも城南が3戦全勝で初の栄冠を手にした。
女子は最終戦で2勝同士の城南ー徳島商が対決。
一進一退の攻防を展開した1セットを15−13で奪った城南が、そのまま勢いを持続。
松田の速攻、田中のサービスエースがさえ、2−0のストレート勝ちを収めた。

女子決勝リーグ 徳島商2(15−9 15−12)0富岡東 城南2(15−8 15−4)0辻 徳島商2(14−3 15−4)0辻 城南2(15−3 15−4)0富岡東 富岡東2(9−15 15−4 15−4)1辻 城南2(15−13 15−2)0徳島商

中野公彦監督(3戦全勝で女子の王座)「徳島商戦の第1セット、オーダーの提出ミスで危ない場面もあったが、あそこで踏ん張れたのは大きい。インターハイや国体出場経験のあるメンバーがほとんど残っており、勝負強さが身に付いているようだ」

松田絵梨子主将(新チームの好スタートにうれし涙)「試験期間と重なり、勉強時間を削って放課後練習した。前チームは春季大会以降負けなしでプレッシャーもあったが、それだけに勝ててうれしい。チームみんなでつかんだ勝利。四国大会ではベスト4以上を狙う」

   四国高校バレーボール新人大会
 第二回四国高校バレーボール新人大会は二十三、四日の両日、愛媛県総合運動公園体育館に四県から男女各8校が参加して行われた。
本県勢は女子が健闘、城南が決勝で高松北に1−2で逆転負けしたが準優勝、徳島商は4位に入った。
女子 決勝リーグA組@城南2勝A聖カタリナ1勝1敗B高知商2敗 B組@高松北2勝A徳島商1勝1敗B済美
    決勝 高松北2(10−15 15−11 15−9)1城南 高松北は初優勝 (徳新より抜粋)


   平成 7年 8月
   徳島県高校選手権大会 優勝

   平成 7年 6月27日
  城南女子バレーボール部、後援会結成のお知らせ並びにインターハイ出場、御協力のお願い
 日頃は城南女子バレーボール部を応援して頂き、有り難うございます。
OG並びにご父兄の皆々様には、ご健勝で活躍のことと存じます。
先般のインターハイ出場激励会には、多数の方々の参加を得て盛大に行われましたことを、暑く御礼申し上げます。
その激励会におきましても「後援会を結成して応援しよう」という運びになり、不肖私が後援会会長をお引き受けすることになりました。
今後とも、城南女子バレーボール部発展の為、ご協力の程宜しくお願い申し上げます。
後援会会長 可原文昭

   平成 7年 6月
   徳島県高校総合体育大会
  城南、悲願の初優勝
決勝 城南2(8−15 15−11 15−10)1徳島商
[評]
地力に勝る城南が初のインタハイ出場を決めた。
第1セットを失った城南は第2セット開始早々、田中のアタック、松田のサーブで4−0と波に乗った。
その後、徳島商の丁寧なサーブカットからのコンビバレーで反撃に遭うものの、田中がアタック、ブロックにわたり奮闘。15−11でものにした。
第3セットは吉川、田中のオープン攻撃からエース浜中心の展開に切り替えてリード。
着実に加点して、接戦に決着をつけた。
徳島商は品山、大西を軸に意地を見せたが、ミスで競り負けた。
選手の粘りねぎらう
「最後まであきらめずによく頑張った」。
初優勝を決めた城南・中野監督は、選手の粘りに何度もねぎらいの言葉を送った。
文武両道をモットーとする中野監督は、県選手権優勝以降も日曜日午前中を生徒との勉強時間に当てる指導方針を貫き通した。
「確かに厳しかった。でも総体で優勝できる望みがあったから頑張れた」。
浜主将は打ち明ける。
県選手権優勝の後、本来なら学校でお披露目するはずの優勝カップを、中野監督は自身の実習室にしまっておいた。
「油断が生まれてはいけない。目標はインタハイ出場なんだから」と。
念願の優勝旗を手にした選手たちに目を細める中野監督。
今度はその優勝旗を堂々と披露する予定だ。 (徳新より抜粋)

予選 城南2(15−10 15−10)0宇部女(山口)
(城南は決勝トーナメント進出)
城南・浜景子主将(初出場で初戦突破)「初めての全国大会だったけど、緊張はしなかった。
エース田中の調子も良く、サーブもよく決まった。この調子で決勝トーナメントも勝ちたい。」
決勝トーナメント 2回戦 桐生西(群馬)2(15−8 15−7)0城南

徳新6月7日付 平成7年8月1日〜5日


開会式 徳山市体育館 先輩も応援に!


   平成 7年 5月
  城南が女子の初王座
 県高校バレーボール春季大会兼第50回国体選考会
徳島商ー城南の女子決勝は城南が徳島商の九連覇を阻み、初の栄冠に輝いた。
決勝トーナメント1回戦 徳島商2−0辻 富岡東2−0宍喰商 小松島西2−1海南 城南2−0鳴門
準決勝 徳島商2−0富岡東 城南2−0小松島西
決勝 城南2(15−4 15−9)0徳島商
[評]
城南は立ち上がりから浜のスパイクやサービスエースなどで主導権を握った。
徳島商はエース品山や大西にボールを集め、得意の速攻に持ち込んだが、ブロックに阻まれ盛り返すことができない。城南は浜の緩急を付けたアタック、吉川の強打、田中の速攻など多彩な攻撃を展開し、徳島商を圧倒した。
第2セットに入っても城南の勢いは止まらず田中、吉川、浜のスパイクでリード。
終盤、徳島商も踏ん張ったが、城南は安定した攻守で振り切った。
城南・浜景子主将(攻撃のかなめとして大活躍)「立ち上がりからのまれないように積極的に攻めていった。失敗しても笑顔で盛り上げていこうと話していたので、緊張せずプレーを楽しめたのも良かったと思う。ピンチにも笑顔を絶やさず、胸のお守りを握り締め、手に入れた初優勝。励みに県総体でも頑張る」 (徳新より抜粋)

運命の赤い糸がこれだったんでしょうね!中野先生有難うございました。
                    楽しかった思い出、今、涙で綴っています。」

 「ある日、バンビの練習から帰ったら、お客さんが来ていました。
初対面でしたが、愛子が、城南の女子バレーの中野先生ですと紹介してくれました。
何事かと聞いてみると、愛子に城南に来て、バレーを続けてもらいたいと。
もう城東に進路も決めていたし、バレーはやめて、合気道か何か、他の事をやりたいと言っていたし、そう思っていました。
本人がバレーしたいなら別にかまわないけど、本人に決めさしますと言って別れました。
後で、小、中で対戦して友達になった、応神の里枝さん、敦子さん、林崎のシオ美さんの所へ電話して相談したらしい、3人共推薦で城南に行くと言ってたし、中野先生に徳中に愛子が居るので、お父さんに相談しに来たと言う話が出来ていたそうでした。
入学願書出し直しを、担任の先生にお願いしたら、必ず城南に行けるという保証もないのに、高校の先生も勝手だと怒られたそうです。
この巡り合わせが、この後、バンビ、徳中、城南のレールが一本引けたと思います。
この時にバンビの卒業生が、この後高校で全国大会に行くとは、またOB後援会の会長になるとは。
そしてその先生の思い出を今綴っているとは、胸が詰まる思いです。」

inserted by FC2 system